2004年 08月 20日
A wicked of Laopaco |
メコンに流れ込むナムグム(グム川)のほとりにラオパコというリゾートがある。リゾートといっても、あるのは竹で編んだバンガローが数棟と小さなレストランだけ。ナムグムの清流と、ラオスではもう珍しい存在となった原生林がなければ、そこらへんの田舎と何ら変わりはない。田舎道を歩いていたら、藪の中から若者の一団がガサガサと這い出してきた。そして、中の一人がいきなり腰に差したナタを突き出して迫ってくる。度肝を抜かれた。顔が笑っているのでやっと冗談だと分かった。タバコをくれ、というのだった。外国人が吸うようなタバコは滅多に手に入るものではないから、多分、ラオパコの客と見るとこうしてカツアゲをやっているのだろう。ガールフレンドとおぼしい娘さんがしきりに袖を引っ張って、「やめなさいよ」とたしなめている。
by wind_mekong
| 2004-08-20 10:47
| People